錦戸亮,ラストフレンズ

ストーリー

女優の長澤まさみが、4月10日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「ラスト・フレンズ」(全11回)に主演します。 彼氏(錦戸亮)からドメスティック・バイオレンスを受け、恋に対して憶病になる少女役です。錦戸亮(にしきどりょう)はジャニーズ事務所に所属し、 男性アイドルグループNEWS及び関ジャニ∞のメンバーです。 さて共演は上野樹里、瑛太と勢いのある若手が顔をそろえていますね。 主演長澤まさみが挑むのは、親からも職場でもいじめられ、念願の同棲を始めた彼氏からもDVを受ける、不幸な美容師アシスタント・美知留(みちる) 役です。 長澤まさみは昨年のTVドラマ「プロポーズ大作戦」や、「ハタチの恋人」で見せた可愛い笑顔から一転、 生々しいアザのメークで痛々しい顔を披露することになります。 上野樹里は、美知留の中学時代の同級生で、ボーイッシュな瑠可(るか)を演じます。 モトクロスの選手として全日本選手権の優勝を目指しますが、物語が進むにつれ、両親にも親友にも言えない深い悩みが明らかになっていきます。 そして、瑠可と知り合うヘアメークアーティストのタケル役には瑛太がキャスティングされています。 懐の広さと優しさで女性たちの良き相談相手なのですが、実は過去のトラウマからセックス恐怖症に悩む役を演じています。 3人はDV(家庭内暴力)、セックスレスなど現代人の抱える悩みに直面しながら、シェアハウスというひとつ屋根の下で、 三角関係に発展していってしまいます。 それぞれ難しい役どころですね。 中野利幸プロデューサーによると「つらい境遇に遭いながらもひたむきに生きている現代のシンデレラとして最もふさわしい」と期待されている 長澤まさみです。


第1話
美容師のアシスタントをしている藍田美知留(長澤まさみ)は、高校時代の親友・岸本瑠可(上野樹里)と偶然再会します。 瑠可(るか)は、友人の滝川エリ(水川あさみ)とシェアハウスと呼ばれる共同住宅に暮らしながら、モトクロスのレースに自分のすべてを 注いでいました。瑠可はシェアハウスで一緒に暮らさないか、と美知留(みちる)を誘います。しかし美知留は、 区役所の児童福祉課に勤務する恋人・及川宗佑(錦戸亮)と同棲することを決めたばかりでした。

一方ヘアメイクアーティストの卵、水島タケル(瑛太)は雑貨店で瑠可とぶつかり、彼女が落としたマグカップを拾います。 瑠可が美知留の姿を見かけ、後を追いかけた際の出来事でした。その後のある日、タケルは信号待ちをしている瑠可に気づき、声をかけますが、 ナンパだと勘違いした瑠可に怒鳴られてしまい、持っていたマグカップを渡すことができませんでした。

別の日、瑠可はエリとともにバーに行きました。そこは、タケルがバーテンダーをしている店だったのです。タケルは瑠可に事情を話すと、 割れたところを修復したマグカップを彼女に見せて誤解を解きました。

そんな中、美知留は宗佑のマンションに引っ越しをします。美知留は、何があっても絶対に側を離れないという宗佑の言葉に幸せを実感していました。 ところがその翌朝、美知留が目を覚ますと、宗佑が美知留の携帯電話を開いて見ていたのです。瑠可からのメールを見た宗佑は瑠可を男だと思い、 美知留がこっそり男と会っていると疑ってテーブルを蹴り飛ばして声を荒げ始めました。

美知留は瑠可が女性だと宗佑に証明するために、自宅アパートまで卒業アルバムを探しに行きますが、どこを探してもアルバムは見つかりません。 そこに宗佑から電話が入り、美知留はすぐにマンションに戻るように命じられます。

宗佑は戻ってきた美知留を室内に引っ張っていくと、いきなり彼女を張り飛ばしました。恐怖に怯える美知留を、何度も蹴りつける宗佑。 息を切らしながら美知留を見つめていた宗佑は、ふいに顔を歪めると、彼女の身体を起こして抱きしめました。しかし美知留はそんな宗佑を押し戻し、 もう一度アルバムを探してくる、と言い残して部屋を出ていきました。

けれども雨の中、実家アパートに向かった美知留は、母親の千夏(倍賞美津子)が恋人の遠藤(北見敏之)と一緒にいることに気づいて、 自宅には入りませんでした。街を彷徨った末に、高校時代の思い出が残る公園にたどり着いた美知留は、瑠可に電話をしました。 しかし瑠可は不在でした。

コンビニで買い物をしていた瑠可は、美知留からのケータイ留守電メッセージを聞いて何かを感じ、彼女を探しに行きます。 やがて、公園でびしょ濡れになっている美知留を見つけた瑠可は、彼女をシェアハウスに連れて行きました。

シェアハウスにはタケルが遊びにきていました。美知留は彼氏とケンカしたとだけ皆に伝え、シェアハウスに泊めてもらいました。 早朝瑠可がタケルを見送ってリビングに戻ると、美知留もエリもソファーで眠っていました。そのとき美知留の目からひと筋の涙が零れ落ち、そ れを見た瑠可は、静かに顔を近づけ、美知留の唇にそっとキスをして…。


第2話
美知留(長澤まさみ)は宗佑(錦戸亮)に何も言わないまま、瑠可(上野樹里)とエリ(水川あさみ)が暮らすシェアハウスで一夜を明かしました。 宗佑はそんな美知留を迎えに、彼女が働く美容室を訪れます。美知留は連絡もせずに外泊したことを怒っていないのか、と宗佑に尋ねると宗佑は、 美知留を抱きしめ、どこにも行かないでほしい、と言うのです。

あくる日、瑠可のアルバイト先に、父親の修治(平田満)が訪ねてきました。瑠可は修治を連れて、タケル(瑛太)がアルバイトをしているバーを訪れ、 一緒に酒を飲みました。修治は、瑠可がタケルと交際しているのではないかと疑いますが、それが誤解だとわかると安心したようすでした。

一方、宗佑のマンションで食事の支度をしていた美知留は、実家で見つけることができなかった高校の卒業アルバムが、 何故か本棚の奥に隠されていたことにきづきます。しかも、アルバムの中の瑠可の名前には×印がしてあったのです。

別の日エリは、航空会社の先輩・友彦(山崎樹範)のようすがおかしいことに気づきました。理由を尋ねると、友彦の妻が家に男を連れ込んでいることを 悩んでいたのです。エリは、そんな友彦をシェアハウスに誘いました。 友彦はエリにも協力してもらい、妻がいないのを見計らって自宅からプラズマテレビを持ち出します。そしてその夜、瑠可たちは、 タケルも誘ってさっそくDVD鑑賞会を開いたのです。ところがタケルは映画のラブシーンに耐えられず、そっと席を立ってしまいます。 タケルの後を追ってきた瑠可は、バルコニーでタケルとレースの話をしました。そこで瑠可は、美知留にはレースを見に来てほしい、とタケルに 話をします。 同じころ美知留は、急な残業を言いつけられ、宗佑と約束した時間より帰宅が遅くなってしまいました。すると宗佑は、美知留が帰ってくるなり いきなり殴りつけたのです。そのとき、美知留の携帯電話に瑠可から連絡が入ります。美知留は電話に出ませんでしたが、宗佑からそれをとがめられ、 自分の目の前で話せ、と命じられます。美知留は瑠可と話し、なるべく電話はしてこないでほしい、と彼女に伝えたのです。

あくる日、タケルは客として美知留が働く美容室を訪れ、瑠可のレースを応援してあげてほしいと話をしました。美知留は、 応援にはいけないがこれを瑠可に渡してほしい、と言ってタケルにお守りを手渡しましたがそのとき美知留は、店の外に、 宗佑が立っていることに気づきました。監視していたのでしょうか。

美知留とともにマンションに戻った宗佑は、彼女に自分の髪を切らせます。美知留がタケルの髪を切っているところをずっと見ていた宗佑が、 自分から言い出したのです。手が震える美知留に宗佑は、美知留の手を掴んでハサミを自分の耳に向けました。 恐怖を感じた美知留は、もう男性の髪は切らない、と宗佑と約束したのです。

瑠可のレースの日がやってきました。応援に駆けつけるタケル、エリ、友彦。修治や瑠可の弟・省吾(長島弘宜)の姿もありました。 スタート直前になって、美知留がやってきました。宗佑の許しを得て応援にきたのです。 美知留の姿を見つけた瑠可は果敢にコースを攻め、やがてトップに立ちます。ところが次の瞬間、接触を避けようとしてバランスを崩した瑠可は、 そのままコースアウトして意識を失ってしまうのでした。

病院に収容された瑠可はベッドの上で目を覚ますと、美知留とタケルが瑠可に付き添っていました。瑠可のケガは、脳しんとうと肋骨のヒビだけで、 命に別状はありませんでした。 安心した美知留が病室を後にしようとすると、宗佑が入ってきました。 宗佑は、そんな美知留に、瑠可を紹介してほしいと言いました。

美知留と宗佑が帰った後、瑠可がトイレに立ったとき、廊下の奥で美知留と宗佑の話し声を耳にしました。 続いて聞こえてきたのは、何かが叩かれるような音でした。とっさに音のする方に向かった瑠可が目にしたのは、床に倒れこんでいる美知留と、 イスを持って立ち尽くす宗佑の姿だったのです。瑠可は、身を投げ出すようにして美知留を庇うと、宗佑に向かって「私の美知留に触らないで!」 と叫びます…。


第3話
美知留(長澤まさみ)は、オートバイのモトクロス大会で転倒し、病院に搬送された瑠可(上野樹里)に付き添っていました。 そこにやってきた宗佑(錦戸亮)は、 帰宅時間を守らなかった美知留を責め、暴力を振るいました。トイレに立った際に偶然その現場を目撃してしまった瑠可は、 美知留を庇い、宗佑の前に立ちはだかりました。 ほどなく、瑠可の戻りが遅いことを心配したタケル(瑛太)もやってきました。タケルは、イスを持ったまま立ち尽くす宗佑の腕を押さえつけました。 瑠可が、何故暴力を振るったのかと宗佑を責めると宗佑は、ふざけていてイスが倒れただけだ、などと答えたのです。 退院してタケルとともにシェアハウスに戻った瑠可は、エリ(水川あさみ)や友彦(山崎樹範)に病院での出来事を報告しました。 瑠可は、美知留のことを放っておけない、と思いつめていました。

別の日、瑠可は、美知留が働く美容院を訪ね、ランチを共にします。そこで美知留に、瑠可は宗佑との別れ話を切り出 しますが、美知留は、一緒に暮らしていればケンカをすることもあるのだからたいしたことではない、と答えてしまいます。 だが瑠可から、酒を飲んでは家族に暴力を振るっていた美知留の父親の話を持ち出されると、宗佑は自分のことを大事にしてくれている、 と美知留はムキになってしまいました。美知留はいままで人から愛されていると感じたことがなかったが、宗佑からは愛されていると感じる、というのです。 瑠可は、それ以上美知留に何かを言うのを諦め、ランチ代を置いて店を出て行ってしまいました。

そんな折、店長の小百合(蘭香レア)から担当の客を持たされるようになった美知留は、男性客からの指名を受けます。 美知留は、男性客の髪は切らないという宗佑との約束を思い出しましたが、それを引き受けることにしました。

その夜、美知留と宗佑の夕食中に、宗佑から仕事のことを尋ねられた美知留は、嘘をつき通すことができず、 仕事なのだから男性客でも断れない、と涙ながらに訴えました。すると宗佑は、自分と客のどちらが大事なのか、と美知留に詰め寄り…。


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共演者

「ラスト・フレンズ」で藍田美知留(みちる)役を演じる、長澤まさみさんのクランクインは、 美知留がアシスタントとして働く美容室のシーンから始まります。 先輩の平塚令奈役を演じる西原亜希さん、店長・三田小百合役の蘭香レアさん、同じく美容師・岡部まゆみ役の平野早香さんも一緒です。

長澤さんは、ステキな笑顔で、状況を見てTPOに合わせて、いい雰囲気を醸し出してくれそうで、私は好きです。 知り合いから聞いた話では、スタッフに高速ツッコミを入れたり、同い年で共演経験もある西原さんと談笑したり、自然体で現場に臨む姿が印象的だそうです。

長澤まさみの恋人役の錦戸さんといえば、『1リットルの涙』や『アテンションプリーズ』などでの名演技も記憶に新しいところですが、 今回は、美知留のことを思うあまり、彼女にDV行為を繰り返してしまう、という難しい役どころ。 長澤さんとの共演シーンがいまから楽しみです!

「今までは陰で主人公を支える、『良い人』の役が多かったのですが、今回は恋人役の長澤まさみさんを陰で傷つけるDV男を演じる事になり、 僕自身そういった役は初めてなので自分がどこまで出来るのかが、非常に楽しみです。このドラマを観た全国の女性から嫌われる覚悟で、最悪な男を演じたいと思います」 錦戸亮さん本人のコメントからは、長澤まさみさん演じる藍田美知留の恋人を真剣に演じる姿勢が見られます。 表向きは優しい好青年なのですが、彼女への想いが強すぎるあまりにDV(ドメスティックバイオレンス)行為へと走ってしまう、 という二面性を持つ男性役です。


出演:長澤まさみ
錦戸亮
上野樹里
瑛太


4/10(木)スタート 
毎週木曜 22:00 - 22:54

DV

女性とのシーンが多いので自分自身がどういった感覚に変化するのか楽しみですなところで、 独特の懐の広さと優しさで女性達の良き相談相手でありながら、実は過去のトラウマからセックス恐怖症に悩んでいるという役柄を、 瑛太さんがどう演じてくれるのか、期待するところである。

DVはドメスティックバイオレンスの略だが、もともとドメスティックは「家庭内の」という意味がある。 従って、近親者に暴力的な扱いを行う行為・ないしは暴力によって支配する行為全般を、このように呼ぶ。 身体的虐待、精神的虐待、性的虐待、経済的暴力、社会的隔離など、こうした暴力・虐待行為の現場に子供が居合わせることがある。 子供に暴力を見せつけることも、被害者と子供双方に対する虐待である。 男女の取り扱いについては、欧米では古くから女性側からの暴力に関しても関心が寄せられている。 日本では女性が被害者になることが多いことから女性への配慮が重点的に行われていたが、相談件数等の増加などから、次第に男性への暴力も注目されるようになっている。

制作にあたる中野利幸プロデューサー(フジテレビ ドラマ制作センター)も、 「社会現象化しているDVを行ってしまう、繊細で壊れそうな難しい役柄の男性役が演じられるのは錦戸亮さんしかいないと思ってオファーをしました。 今まで彼が演じてきた役とは正反対ですが、DV男はモンスターではなく、ひとりの男であり、人間。 ひょっとしたら自分もそうなってしまうかもしれないという等身大の役を演じきってくれると思います」と語っています。 強烈なインパクトを持つ役柄で新境地に挑む錦戸さんの演技に期待ですね。

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